用途
【SG、SGF】
- 合金鋼、工具鋼、焼入材などの難削材の精密研削全般
【TG】
- クランクジャーナル、ピン研削
- カムプロファイル研削
- 総形クリープフィード研削
- 工具研削
特長
SG砥粒とは
SG砥粒は、Seeded Gel(シーデッド・ゲル)製法の化学プロセスによって製造されます。
これは主原料をサブミクロンサイズの粒子から始め、乾燥、粉砕、焼成工程を経て砥粒とします。
こうして製造された砥粒はAl2O3純度の高い、微結晶(サブミクロン)セラミック体となります。
一個の砥粒に中には数十億個の粒子が存在し、これが砥粒を強固にし、独特の破砕性を生み出します。
微細結晶構造を有することにより、研削工程では微結晶ごとに微少破砕や脱落を引き起こす為、砥粒の切れ刃の部分が平坦になり難く、良好な切れ味が長く維持できます。
たとえ平坦になっても、砥粒を構成している微細粒子の効果により、その平坦部の粗さは一般砥粒に比べて粗くなるので切れ味は低下するものの一般砥粒にくらべればその場合でも切れ味良好な状態と言えます。
SG砥粒の特長を最大限に引き出せる専用結合剤
- VSG-1 スタンダードタイプ
- VSG-8 高結合度用のタイプ
- VSG-1R、VSG-8R セミポーラスタイプ
- VSG-1P、VSG-1P1 ポーラスタイプ
- VSGA3 ハイポーラスタイプ
- VSG-3 ソフトな当りのタイプ
破砕のイメージ図
用途
【V201ボンド、V208ボンド】
- 合金鋼、工具鋼、焼入材などの難削材の精密研削全般
【V303ボンド】
- アンギュラー研削
- センタレス研削
- その他精密研削全般
【85A-VBE】
- 合金鋼、工具鋼、焼入材の精密研削全般
特長
80A砥粒とは
80A砥粒は厳選された原材料を使用し、高度な技術で製造される単結晶アルミナ砥粒です。
WA砥粒と比較した場合、硬度が高く微小破砕しますので砥石の寿命向上、研削抵抗の低減に大きな効果を発揮します。
また研削能率が比較的低い(Z’=3以下)加工の場合、セラミック砥粒を使用した砥石に対して同等以上のコストパフォーマンスを発揮する可能性があります。
80A砥粒とは
80A砥粒は厳選された原材料を使用し、高度な技術で製造される単結晶アルミナ砥粒です。
WA砥粒と比較した場合、硬度が高く微小破砕しますので砥石の寿命向上、研削抵抗の低減に大きな効果を発揮します。
また研削能率が比較的低い(Z’=3以下)加工の場合、セラミック砥粒を使用した砥石に対して同等以上のコストパフォーマンスを発揮する可能性があります。
80A砥粒の特長を最大限に引き出せる専用の結合剤
- V201 スタンダードタイプ
- V208 高結合度用のタイプ
- V201R、V208R セミポーラスタイプ
- V201P ポーラスタイプ
- V203 ハイポーラスタイプ
- V303 ソフトな当りのタイプ
85A砥石とは
85A砥石は従来のピンクアランダムを使用した砥石と比較してさらにハイパフォーマンスを追求して開発しています。
加工事例
研削条件
- 研削方式:円筒プランジ研削
- 砥石仕様:405×25×152.4WA 60 K 8 VSK-1
32A 60 K 8 VSK-1
80A 60 K 8 V201 - 被削材材質:S55C(φ60mm HRc58)
- 砥石周速度:33m/s
- 被削材周速度:0.33m/s
- 研削液:クレカットNET500B(X50)
加工事例
研削条件
- 研削方式:円筒研削
- 砥石仕様:405×25×152.4 80A 60 K 8 V303
405×25×152.4 32A 60 K 8 VSK-1 - 被削材材質:S55C(焼入)
- 砥石周速度:33m/s
- 被削材周速度:0.3m/s
- 研削液:クレカットNET500B(X50)
- 研削能率(Z’):2.5,5mm3/mm・sec
結果
従来の32A砥石に対して、研削比が30%向上し、研削抵抗は6%低く、研削面粗さはほぼ同等であることが確認できました。
研削条件果
85Aの社内実験試験結果
用途
・カムシャフト研削
・クランクシャフト研削
特長
■カム・クランク研削において、高能率・高精度を達成できるビトリファイド砥石です。
■長年に渡るノウハウの蓄積と安定した品質による高品位の加工ができ、生産性の向上と加工コストの低減が可能です。
用途
・各種歯車の歯研( 高速研削にも対応可能)
特長
■歯車研削等において、高能率・高精度を達成できる砥石です。
■各種歯車研削用砥石を用意しております。特に高能率高精度加工にはSG シリーズをご使用ください。
用途
・各種ギヤホーニング加工
特長
■接着性強化と高剛性化によるチッピング防止
砥粒の特殊コーティングにより結合剤との接着性を向上します。
緻密な組織による高剛性化と合わせて、負荷の高い歯先のチッピングを防止します。
■豊富なスペックバリエーション
砥粒、粒度、結合剤など、加工条件や歯面品質の要求に合わせ、最適なコンビネーションを提供致します。
加工事例
■ホーニング条件
・砥石仕様 : 350 × 31.4 × 298 WA 100 V BK17
・ワーク材質 : SCr420
・モジュール : 2
・歯数 : 74
・圧力角 : 17.5°
・ネジレ角 : 18°
・取り代 : 0.03 ?0.05mm
・砥石回転数 : 500min?1
・サイクルタイム : 70sec
■結果
従来品対比、サイクルタイム10 秒削減し、ドレスインターバル30%向上が確認できました。”
用途
・ベアリング、自動車部品等の両頭平面研削
特長
■レジノイドタイプ砥石
工作物との接触面積が広い作業では、研削熱の発生により工作物の精度低下が大きな問題となります。
このために、特殊レジンと充填剤を使用することにより、生産性と研削ヤケ、ワレ防止の両立が可能となりました。
■エポキシタイプ砥石
生材加工等の重研削加工用に開発した特殊なエポキシ結合剤を使用することにより生産性と研削ヤケ防止の
両立が可能となりました。高硬度材料の研削にも広く使用されている砥石です。
特長
■ビトリファイドタイプ砥石
高耐久を追及した結合剤を使用したビトリファイド
砥石です。
■レジノイドタイプ砥石
高精度と高耐久のバランスが良く、良好な仕上面
粗さと高い真球度が確保できます。
特長
■ビトリファイドタイプ砥石
ロール研削において、高能率・高精度を達成できる
砥石です。
低弾力性ボンドにより、スクラッチ問題の改善および
所定の研削動力に対して削量が多く、寸法精度が
向上します。
■レジノイドタイプ砥石
研削能率と研削比のバランスを追求した非常に
使いやすい砥石です。
砥粒と結合剤との接着性が良く性能が安定しています。
弾力性に富んだボンドの働きにより、振動吸収能力が
向上していますので、研削条件の変動にも幅広く柔軟
に対応できます。
用途
・ガスタービン等のブレード研削
特長
■特殊な多孔質構造のため、大量の研削液が入り込め、研削熱の発生が少なく加工精度に優れています。
■砥石の組織、気孔の調整が可能で緻密にコントロールできるので、砥石のバラツキが少なく、研削作用が安定しています。
用途
“・ステンレス系材料の鏡面加工
・スチール系材料の鏡面加工”
特長
■スクラッチが極めて少ない鏡面加工
砥粒単粒ごとの均一コートと適度な弾性特性を持つ結合剤の効果により、スクラッチが起こりにくく、
美しい鏡面加工が得られます。
■軟質金属材料を目詰まりなく研磨
最大70vol%に及ぶ均一に分布する気孔により、金属材料を目詰まりや溶着なく安定して研磨できます。
加工事例
■研削条件
・研削方式 : 平面湿式トラバース研削
・砥石仕様 : 205x19x50.8 GC 2000 F 2 BFT3
205x19x50.8 GC 800 F 4 BFT3
・被削材材質 : S55C(生材)
SUS304
・砥石周速度 : 30m/s
・テーブル速度 : 0.33m/s
・切り込み量 : 2.0? /pass
・研削液 : クレカット NS201(2%)